メモ禁止のわけ

先日、とある取材で、
かなり年配の、親世代の女性と
お話しさせていただきました。
 
男女にかかわらず、ですが、
自分の道を、自分らしく邁進してきた方たちって、
お若くて、キラキラしていて、びっくりします。
 
おしゃべりひとつとっても、
うんちくが入りまくりで、話題が尽きないのですが、
ひとつ、興味深い話をしてくださいました。
 
以前、その女性が、とある大切なセミナーに
遅れて参加されたときのこと。
 
急いで到着したら、席がひとつしか空いていなくて、
よく見ると、その席の隣には、
その方のお師匠様的存在の方が座っていらしたとか。
 
ひーーーっと思ったものの、
そこ以外に席はなく、深々と頭を下げつつ着席。
 
演者の方の話をとても興味深くて
書き留めたいことばが次から次へと出てきます。
 
女性はいてもたってもいられなくなり、
隣のお師匠様に
「わたしはとても記憶力が悪くて、、、
どうか、ノートをとるご無礼をお許しください」
と、再び深々と頭をさげ、ノートをとったのだとか。
 
わたしが通っている道場では、
携帯電話で資料などを撮影するのは禁です。
おしらせや事例、写真資料も、
とにかく書き写すしかなくて、
なかなか徹底しているなあと思っていたのですが、
上には上が、、、
昭和ひとケタ生まれの達人の前では、
メモすら失礼にあたるのです、、、、!
 
メモ魔のわたしには衝撃でしたが、
確かに「メモできない!」という状況なら、
必死になって聞くでしょう。
 
書きうつすことに夢中で、
そのときに何か大切なことをいわれたら、
聞き逃す可能性も大、、、、。
 
また、メモをとることで満足して、
実践に結び付かなかったり、
秘技は口伝で伝えられる、という側面もあったりします。
 
講演が終わったあと、
隣に座っていたお師匠様が女性にそっと、
「やっぱりメモはとらないほうがいいと思うよ、、、」
といって帰られたそうで、女性も、
「おっしゃる通りです、、、」
と、我が身を振り返ったとか。
 
昭和を生き抜いたお師匠様、、、。
ちょっと震えました、、、。
 
からだは何より頼りになる道具。
日常生活のどんな場でも、積極的に使っていくと、
眠っている力を発揮できそうです。
 
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