テセウスの船/パラレルワールド

トレンディドラマが全盛期のころ、
ばっちりハマって見まくっていた世代です。

あのころの情熱は今は相当薄まりましたが、
ときどき、話題になったドラマを後追いでみたりすることはあって、
つい最近は『テセウスの船』をみました。

なんの情報入れずにみたいという理由から、
最終回が行われた日の夜から一気見! という、
無謀かつ能天気な作戦を決行。

竹内涼真さんのさわやかさに加え、みなさん芸達者で、
意外や、寝落ちもせずに、みおえてしまいました。
まさか、こんなことで徹夜するとは(笑)

簡単にあらすじをご説明しますと、
鈴木亮平さん演じる父親が警察官で、
ある日とつぜん連続殺人犯としてつかまり、
殺人犯の子として育った息子・竹内涼真さんが、
大人になってタイムスリップし、真相をさぐる、、、
というお話です。

漫画が原作で、とにかく誰が犯人なのかが、
最後の最後までわからないような
巧妙なストーリーになっていて、
なるほど、人気があるのも納得という感じ。

内容はさておき、わたしがびっくりしたのは、
タイムスリップする話だったのか!
ということ。
(ネットニュースちら見ではわからなかったナ、、、)

ドラマの中では、
なぜ、どういった理由でタイムスリップするのか
そのあたりはまったくふれられておらず、
コメント欄をみても、みなさんストーリーに夢中で
タイムスリップ設定はつっこまれず、
ナチュラルに受け入れていて。
なんかやっぱり、時代が変わってるなあと、、、

ここからはネタバレになるかと思いますが
物語の舞台の変遷が、またすごかった!

最初、殺人犯の子として育った息子の今が描かれ、
次にタイムスリップして過去が描かれ、過去が変わり、
またタイムスリップして現代へ。
(といっても、過去が変わったため、あたらしい現代になっている)

そしてまたタイムスリップして過去へ戻り、
最後はまた違う未来が、、、、、
という具合ですすんでいきます。

え!
めちゃくちゃパラレルワールドやん!!

と、本編とは違うところで
コーフンしてしまったのですが(笑)
またもやコメント欄では、
みなさんふつうに受け入れてる模様、、、、、
(コメントみすぎ)

タイムスリップもパラレルワールドも
昔からよくある、使い古されたといってもいい
SF設定です。
なのに、いまの時代で、シリアスなサスペンスと合体して
一番の話題作になっちゃうって、
すごくないですか?(え、わたしだけ?)

大多数の人の潜在意識は、
ちゃんとパラレルワールドの存在をわかっていて、
受け入れてるんじゃないかしら、、、、
とか思ったり、思わなかったり。
(あるいはその逆で、潜在意識に入れるために
このドラマがつくられたのかしらとか、、、)

先日、服部みれいさんがケルマデックさんに
インタビューをした動画がアップされていましたが、
パラレルワールドや多次元のお話がバンバン出てきていました。

実はパラレルワールドって、
日常にあふれかえってますよね!

右に曲がるか左に曲がるか、
お昼に和食食べるか洋食食べるか、
選ぶ世界は無数に、星の数ほど存在します。

このコロナタイミングな日常でも同じです。

恐れや不安のフィルターを100%かけるか、50%か、0%か、
愛やワクワクのフィルターを100%かけるか、80%か、25%か、、、、
どこのレイヤーでを世界を見るかで、
見えてくるものが180度変わります。

やっぱり世界は無数にある。

『テセウスの船』では、
タイムスリップする時間や場所などはまったく選べず、
竹内涼真さんは終始翻弄されっぱなしでした。
(それでも常に爽やかボーイ、、、)

でも現実ではわたしたちは、
好きなタイミングで、
好きな時空へ(パラレルワールドへ)
軽やかに移動できます、、、!

タイムスリップなんてする必要なくて、
自分がこうしたい、というフィルターで世界を見て、
選択するだけでいいのです。

日々、変わっていく状況に
不安を覚える人もいるかもしれませんが、
実は今までだって、気づかなかっただけで、
常に、変わり続けていたんですよね。
もういろいろごまかせないところに来てるんだなと
つくづく実感しています。

あとは自分がどうするか。
いまやることは、
好きな時空を選ぶか、選ばないか。

選ぶと決めたなら、好きを追求していくのがいいですね!
自分にとっての快を選び、不快さは手放す。
それが自分に一致することでもあるのかなって思っています。

わたしはいつも、食事の前に、
何を食べるか、どのぐらい食べるか、あるいは食べないかを
めちゃくちゃ真剣に! 感じるようにしています。
食事について考えることは、
からだを観察したり、直感をとらえる練習にもなるから。

でもそんな理屈以上に、
食事タイムをそのときの自分に最適な状態で迎えるっていうことは、
ものすごく至福で、うれしくて、ワクワクするからそうしてる!
という部分が大きいです。

そこで選択をまちがえたって、
ちょっと残念なだけです。
あの感覚は違うんだなっていう確認になりますし、
逆に一致したときは、その日ずーっと気持ちがいい!
食事って毎日のことですからね、
気負わずできるのがすごくいいです。

誰かや何かに翻弄される自分じゃなくて、
自分に軸があるとラク。
いつでも、どこでも、
好きな時空に飛べる自分がいいなと
こんなときだからこそ、思っています。