呼吸の醍醐味

めまぐるしくすぎていった5月。

やり残したことはたくさんあるし、本も全然読めなかったし、
家の中もかなり乱れたままですが、ダメ出しせずにすべて受け入れようと思っています。

「ダメ出し」といって思い出すのは、
少し前の連続クラス(全3回)にきてくださったIさん。

まだ小さいお子さんがいらっしゃるというのに、
日曜日の午前中という貴重な時間を、呼吸レッスンに使ってくださいました。

1回目だったか、2回目だったかのレッスンで、
Iさんとの会話から「ダメ出しグセがあるのでは?」とお伝えしたら、
ハッとして、目もパッと大きくなって、
3回目のレッスン後には、まるで違った表情になっていました。

連続クラス(全3回)では、最終回のレッスンのあと、
アンケートのやりとりをして終了となるのですが、
Iさんからいただいたご感想が、「呼吸を日常でどう習慣化するか」について、
ヒントがたくさんあるなと思いましたので、
シェアさせていただきますね!

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正しく呼吸ができると、頭がすっきりしたり疲れをリセットできる感覚が心地よいので、
自然に呼吸が習慣になりました。自己流の時にはクリアな感覚をつかめなかっため習慣にならず、
緩めることに注意が向くと姿勢が悪くなっていました。

呼吸を通して「無理しない」「変化に気がつく」「つながりを感じる」を繰り返すうちに、
過去の事を考えたり心配事をするのが疲れの原因だと気づけたこと、
違和感に気づいて思い込みを手放せるようになったこと、
自分の中に力強さを感じられるようになったことが大変うれしいです。
自分で気づきを得る方法を教えてくださり、ありがとうございました。

呼吸レッスンに惹かれたのは、思ったことを素直に伝えられるようになりたい、
平常心で人と関わりたい、呼吸でそうなれたらいいなという思いからでした。
おかげさまで、言葉が喉に詰まることがなくなりました。
これまでは幼稚園の(保護者同士の)人間関係を考えると緊張や不安を感じていましたが、
だいぶやわらぎました。

子どもの行動にイライラするのは、
「子どもは親に従うもの」という考えと自分の中の問題が反応しているからだと
理解できたことが、一番大きな気づきでした。
子どものすることに感情的になる事が減り、心身ともに楽になりました。
子どもにも大変良かったと思います。

呼吸を学ぶことができて良かったです。
これからもレッスンで感じた感覚を忘れないように続けていきます。
どうもありがとうございました。

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Iさんのご感想ですばらしいなと思ったことが2つありまして、
まず1つめは、「心地いい」という感覚に気づけるようになったこと。
呼吸を習慣にするには、この感覚を得られるかどうかが大きなポイントです。

日常のいそがしさを優先すると、自分のことは後回しになるし、

こころもからだもどんどん鈍感になっていきます(敏感だとつらいから)。
自分へのダメ出しをやめて、自分を大切にすることで、
自分にとって何が・どこが・どんなことが心地いいのかが、わかるようになります。
とっても大切な第一歩です。

すばらしいのが2つめ、ご自分への気づきのオンパレード!

呼吸は気づきのツールだと、加藤先生はおっしゃっていますが、
Iさんはしっかり、呼吸を通してそれを実践されていて、
何が疲れや違和感、不安の原因か、どうしてお子さんにイライラするのか、
事実をしっかり見て、自分を責めるでもなく、冷静に受け止めていらして、、、(涙)

ここで声を大にしてお伝えしたいのですが、
呼吸法の醍醐味って、この「気づき」なんです。

息をはいて、こころとからだからいらないものを出す=
「自分フィルター」をはずすということ。
意識的に・無意識的にできていってしまうこの「自分フィルター」が厄介なわけですが、
ほとんどの人が存在にさえ気づいていません。

それをIさんはしっかり自覚なさっていて、
はずしはじめているというのが、もうね、感動でした、、、。
なにごとにおいても、フィルターなしで見ることで、事実を捉えられるし、
冷静に対処できるから。

呼吸法が魔法のように世界を変えてくれるわけじゃない。
呼吸で自分が変わり、その結果、日常が、世界が変わるのです、、、!

呼吸法を知って、つくづく、できるのは自分を変えることだけだなって思いますが、
自分を変えるだけでいいのか! ともいえますね。

Iさんのご感想、ありがとうございました!

あらためて呼吸の醍醐味に気づかせてもらったことが
わたしにとってギフトでしたし、勇気やヒントもいただきましたよ~◎