本とわたし ①

本や雑誌まわりの仕事をしている人は、十中八九、
子どものころ、本が好きだったんじゃないかと思いますが、
ご多聞にもれず、わたしもそのひとり。

あるとき、家の本棚を見ていたら、ふと、
好きな本と仕事が、かなり連動していることに気づきました。

好きな本の履歴をたどっていくと、、、
20代のころは小説とか雑誌を、
30代半ばまでは、料理本とかエッセイとか暮らしまわりの本を、
30代後半には、からだ系、精神医学、スピ系などに比重が傾いています。

いろんな雑誌を発行している出版社で働く人は、
異動で編集部が変わるたびに、ファッションや趣味、行くお店なんかもガラリと変わりますが、
わたしの場合、転職=編集部が変わるため、
転職のたびに似たような経過をたどります。

もちろん、編集部が変われば、資料として読む本も変わるのですが、
家の本棚を見ていると、個人的に好きな本・読みたい本も
そのジャンルに変わっているのがわかります。

はたして、好きな分野の仕事をしているためなのか、
仕事を通して、好きな分野になっていくのか、、、?

たぶん、どっちも、、、あると思います!
(天津木村さん風に)

好きなことだけやってるわけじゃなくて、
あたらしいことにチャレンジするのも好きだから
(なぜか、学生時代のアルバイトはいつも、オープニングスタッフねらいだし)。

変遷をみていて一番大きな変化だったなと思うのは、
仕事&本のテーマが「衣食住」から、「こころとからだ」にうつったこと。
まずは外側・身の回りの環境を変えていく「衣食住」から、
次に、より内側の「こころとからだ」に焦点がうつって、、、という流れ。

自分実験が大好きなので、本を読むだけじゃなく、
試して、生活にも取りいれて、、、、、を繰り返していて、
これって、浄化(本来の自分を取り戻すという意味での)の手順そのものだワと、
今さらながら思いました。

そう、よく考えれば、テーマが大きく変わったきっかけは、
冷えとりガールのスタイルブック』(主婦と生活社刊)という
ムックを作ったことでした。

2009年に、『暮らしのおへそ』(主婦と生活社刊)という雑誌の取材で
マーマーマガジン編集長の服部みれいさんと出会い、冷えとりを知り、ハマり、
からだとこころ両面への効果を実感。
(「実感」っていうことばの意味を、ほんとうに激しく実感、、、)

冷えとりしながらおしゃれしたい!という人のために、
というか、自分のために作ったような本でした。

(つづく)

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