声はからだの一部①

井の頭公園の休日の人出が、週を追うごとに増えてきて、
お花見の季節がぐんぐん近づいてきているのを感じています。
「宴会は22時まで!」の横断幕がまぶしい、、、。

先日、保育士をされている呼吸の生徒さんにおもしろい話をうかがいました。

その方の勤め先では、とあるヨーロッパの国の教育法を取り入れていて、
音楽の時間は楽器を使わず、わらべ歌を歌うということをするそうです。

幼児教育にはまったく疎くて、保育園や幼稚園といえば、
先生のピアノやオルガンにあわせて歌う、
というイメージしかなかったので、なんだか意外でした。

子どもたちは、先生たちの歌を耳コピして、真似して覚えるので、
先生たちは、音程やリズムをしっかり訓練しておく必要がありますが、
そうやって覚えると、子どもたちはまわりの子どもの歌声をよく聞いて、
自然と声をあわせるようになるのだそうです。

リズムが遅い子がいたら、少し待って調整したり、
キーがズレている子は、まわりの音を聞いて修正したり、
きれいにハモったりもするのだとか。
みんなとても上手で、それは感動的なのだそう!
(Gさん、ニュアンス違ってたらごめんなさい!)

よくよく考えれば、「声」はからだを使った楽器であり、からだの一部。

たくさんの声がまじりあったとき、ほんの少しの違和感が際立つだろうし、
差異が出たときは、声同士が、気持ちいい着地点を探して、
自然と調和の方向へ向かうのでしょうね(想像ですが、、、)。

そう思うと、確かに楽器がないほうが、声が聞き取りやすいし、
音以外の、空気が震える感じまで拾える気がします。

楽器を使って音感を育てる方法というのも、
おそらくたくさんいいものがあると思いますが、
日本には昔から、子守唄をはじめとするわらべうたがたくさんあって、
その頃は、「声を使って耳の感覚を育てる」ということを、
無意識のうちにしていたんじゃないかしら、、、

親に子守唄を歌ってもらったり、祖父母に手遊びを教えてもらったり、
人から人へ、口伝で渡されてきたあれこれには、
大切なものがたくさん隠されているんだろうなあ。

もうちょっと、話を続けます。

(つづく)

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