自由を広げるものを

ボディワークやセッションなど、人から体にまつわるアドバイスを受ける機会が、
多いほうかなと思います。

いろんな方が、いろんなアプローチでアドバイスくださって、内容もさまざまで、
そのほとんどが勉強になりますし、感謝ばかりなのですが、
ときには、「そうかな、、、?」と思うこともあります。

たとえば、わたし自身は
「去年より調子いいなあ♪」
と思っているのに、
「なんか調子悪そう。からだも疲れてるみたい! 」
といわれたり。

以前はそういうとき、
「なんだ勘違いか~、、、」
と、いただいた意見をそのままストレートに受け取り、
ときには落ち込んだりもしていたのですが、
近頃は、しっくりこないな、、、と思ったら、立ち止まって考えるようになりました。

こういうこと、日常でもしばしば起きることかと思いますが、
いつも思い出すのが、大好きな、不食の弁護士・秋山佳胤先生のことば。

秋山佳胤のいいかげん人生術』(エムエム・ブックス)というご著書のまえがき(そう、しょっぱなに!)、
くれぐれもわたしの話を真に受けないように、
とわざわざ太字で書いてあって、この一文にはすごくホッとしたし、
尊重されたし、自由を感じました。

このことは、講演会などでもよくおっしゃるいるそうで、
あくまでも自分の体験はそうだった、自分はこう思っているということなので、
こうしなさいとか、これが正しいということではないですよ
(だから、自分の責任で取捨選択してくださいね)、
というわけですね。

この「真に受けない」という態度は、すべてにおいて、とてもとても大事ですが、
こと、からだに関しては、根底に生命にかかわるということもあって、
医師や専門家、経験値が高い人、有名な人、偉い人のことばを、
ストレートに受け取りすぎるところがあるのかも。
わたしにもそういうところ、まだまだあるなって思います。

もちろん、プロフェッショナルの方であればあるほど、その見立てに間違いはないでしょうし、
批判する気もないし、いただいたアドバイスに尊敬や感謝がないわけでもないし、
アドバイスなんていらないワ! ということでも、もちろんありません。

ただ、自分以上に、自分の心と体と一緒にいる人はいないし、
自分の中の感覚を共有できる人もいない、ということは、
忘れちゃいけないのかなって、最近つくづく思うのです。

あるとき人生の大先輩に、
「人生は100%自分の責任だと心底思ったときから人生が変わるのよ」
といわれたのですが、真に受けないということは、
まさに自分の責任ですべての選択をしていくということ。

からだにおいても、自分で自分を治そう、というコンセプトの人生を選ぶなら、
「自分の感覚を信じる」という姿勢が、ベースに必要なんだろうと思います。

そのためには、自分で自分のことをよく知ること。
自分のことがわからなかったら、自分の選択なんてこわくて信じられないから。
「自分のことがよくわかる=自信がつく」ということだし、
そのためにわたしは、呼吸を続けているんだなと、あらためて感じている次第です。

と考えると、
「そうかな、、、?」と立ち止まれるようになったのは、
少しは成長したということなのか、、、(楽観的、、、)。

頭でジャッジするんじゃなく、からだの感覚を信頼して、
たくさんの意見を受け入れて、考えて、試して、いきたいです。

『いいかげん〜』のまえがきにあった、
「もし自分の自由を広げるものであれば、それを受け入れてみてもいいでしょう。
しかし自由を制限するのものであれば、受け入れる必要はありません」
という一文を指針にして。

◎呼吸レッスン
・7月 連続クラス@表参道(リピートの方もOK!)
第1回 7/1(日)10:00~11:30
第2回 7/8(日) 10:00~11:30
第3回 7/29(日) 10:00~11:30
(呼吸レッスン75分、シェアタイム15分)
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・基本クラス@原宿(リピートの方もOK!)
7/14(土)10:00~11:00
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