『マリイ』の効用

あいかわらず、明けても暮れても
マリイ、マリイ、マリイの日々です。

今日からは、銀座・森岡書店にて三夜続けてのトークショー。
川島小鳥さん、田村友一郎さん、東野翠れんさんがゲストですが、
どうやら松岡一哲さんのご友人の写真家やら、デザイナーさんやら、
クリエイターの方もたくさん参加されるようで、
「写真講座」と題しているだけあって、濃密なものになりそうです。

連日、写真を見ながら、表現という行為や、表現者という存在、
ものづくりについて、思いをめぐらせています。

というのも、自分はどちらかといえば表現する側ではなく、
サポートする側だからなのですが(生きること自体、表現だともいえますから、
すべての人が表現者でもありますが、それはさておき)、
2つの写真展が終わりに近づいてきた今、思ったのは、
わたしは、表現やアート、クリエイターの方々を、特別なもの・わからないものとして、
距離を置きすぎていたな、ということ。

理由を掘り下げていけば、そこには、
表現すること・表現者に対しての憧れ、ねたみ、そねみ、恥ずかしさ、
恐縮する気持ち、劣等感、、、などいろいろ出てくるので、
ハレモノにさわるように、恐る恐る接触している感じっていうのかな、、、
ちょっと大げさかもしれませんが。

たまたまここ数週間、この写真展の場以外でも、写真家やイラストレーターの方などから、
「これからもっと作品づくりをしていきたいと思っているんです!」
と、お話をうかがう機会が多くありまして。

そのたび、いってつくんの写真の影響もあり、
「どんどんやってください! たのしみです!」
と、こころの底から賛同の意をお伝えしていました。
なんならわたし自身、「もっと写真撮りたい! 絵を描きたい!」と思ったり
(その素養は全然ないのですが・笑)

もっと表現は自由でいいし、特別じゃないし、いつ誰がやってもいい。
日常のいろんなこととアートをミックスしたら、
あるいは、アートな視点をもって暮らしを見つめ直し、取り組んでいけたら、
想像以上のおもしろさが見つかるだろうなって、ふと感じたのです。

そのうえで、すべてのアートやアーティストへの敬意は変わらない、
というか、以前より純粋なものになっています。

、、、むずかしいテーマで書き始めてしまったものの、
思っていることの10%ぐらいしか書けなかった気がします。

つまり、何がいいたかったのかというと、
わたしのなかで勝手につくっていたアートやアーティストに対する垣根は、ここ数週間の『マリイ』漬けのおかげで、
ほぼとっぱらわれた気がする、ということ。

垣根がなくなったことで、
自分がすごくフラットになり、余計なフィルターがなくなった気がして、
以前よりもっともっと、アートに対してわくわくしている自分がいます。

そのことが、まわりまわって、
インチャケアにもなっているよナー
とも思うのですが、、、
その話はまた別の機会にできましたら!

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