日常をドラスティックに変えるもの

呼吸のレッスンは場がとても大切、という話は
ここでも何度もしています。

その場に行ってみないとわからないから、
必ず下見をするし、リハをすることもあるし、
地方で行うときも、よっぽどじゃない限りは前日に下見をするなどしています。

今回は、原宿・vacantさんからお声がけいただいてのレッスンということで、
東野翠れんさんが写真展を行っているさなかに、
呼吸のワークショップを開催できることになり、
なんともうれしいことに、翠れんさんにもご参加いただきました!

誰もきてくれなかったらどうしよう、、、
と弱気な発言をしたわたしをみかねて、
友人のタカヒロさんも駆けつけてくれて(いつもありがとう☆)、
勇気凛々でレッスンにのぞめたのですが!

ふたをあけてみたら、師匠の加藤先生のことや
マーマーマガジンを知らない方がほとんど。

予定では、翠れんさんにいろいろお話聞いて、
みなさんとやりとりする時間を多くもつつもりだったのですが、
まっさらな方が多いなら、これはもう余計なことはいわずに、
レッスン中心にやることにしようと思い直しました。

10人を超えて、初心者の方が多いレッスンとなりますと、
やはりそれぞれの個性が出やすくなるもので、
特に早い呼吸(普通の呼吸がウォーキングだとすると、
ジョギングぐらいの早さでする呼吸)となると、
さらに違いが顕著になります。
性格やクセ、その日の体調、感情の揺れなども反映されるので、
夜のレッスンのほうが違いが出やすいかもしれませんね。

そんななか、灯台役のわたしがブレてしまっては、
船であるみなさんが迷ってしまいますから、
わたしはわたしの呼吸に集中するばかりですが、
みんなでやるレッスンのたのしさってここに尽きる!
と、ふりかえってみて思いました。

目をつぶると聴覚が増しますから、何人もの呼吸音、くしゃみ、せき、鼻水、
部屋の外で鳴る音、話し声などが、どうしたって最初は気になります。

それがだんだん、自分の呼吸に集中していくにつれ、
外側の音が聞こえているにもかかわらず、気にならなくなって、
ただただ、リズムにのってはけるようになる。

みんなバラバラのリズムで呼吸をするなかで、
「あ、今すごく気持ちいい!」という瞬間をキャッチして、
ただただ自分のペースで、自分の呼吸に集中できたらすばらしいし、
バラバラだった呼吸が、コンサートでアンコールの声が、
ある瞬間ひとつにまとまるように、呼吸が揃うこともあって、
それはまた、最高のごほうびのような瞬間!

みんなの中にいても自分のペースで呼吸をする、
人に合わせることはないし、そのうえで自然と揃うなら最高!

呼吸は、日常生活をドラスティックに(でもまったくそうは見せずに)
変える力があるんだって、しみじみしみじみ、実感。

レッスン終わると、わたしが一番気持ちいいんじゃないかって、
毎回思います。
これでいいのか、、、いいですよね、きっと、、、

翠れんちゃんに会うたび、
「かわいい、、、」ってつぶやきながら、そのまぶしさに目を細め、
こころのなかで語彙の少なさをなげきながら、
それでもまた次に会うと同じことを言ってしまうのですが、
今回はご一緒できたこと、ただただ光栄の極みでした◎

翠れんちゃんとご参加いただいたみなさまに、
あらためまして、こころからの感謝を送ります!

◎呼吸レッスン
・ <あと若干名>連続クラス@表参道(リピートの方もOK!)
第1回 10/6(土)10:00~11:30
第2回 10/13(土) 10:00~11:30
第3回 10/27(土) 10:00~11:30
(呼吸レッスン75分、シェアタイム15分)
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