呼吸を愛するいくつかの理由

西日本での大雨による災害に、胸を痛めております。

夫の故郷が岐阜であることと、岐阜には知人もたくさんいることから、
ただただハラハラしながらテレビやネットを見ていましたが、
いざという時、いったい自分はどう在ることができるのだろう、、、
と、眉間にしわを寄せるばかりでした。

日本は自然豊かで、四季もあって、その恩恵もたくさん受けていますが、
猛威をふるわれることもたびたびあります。
それもひっくるめての自然、ということを、ふだんどうしても忘れがちで、
こういうときに痛感しているわけですが、
よくよく考えればわたしたちも自然の一部、なのですよね。
ひととき立ち止まって、そこに共鳴し、思いをいたすことで、
見えてくるものがあるかもしれません。

わたしが呼吸法をとても気に入っている大きな理由のひとつが、
道具がいらない、ということ。
本来の自分を見失わないために、いつでもどこでもどんなときでも
ぱっとできることこそ、本質的な知恵ではないかと思うのです。

「まさか」の局面でこそ自分をなくさないことが肝心で、
実際、仕事でトラブルに直面したとき、大切な人を突然亡くしたときにも、
「息を吐く」ということしてきました。
いや、吐くしかなかった、といったほうがいいかもしれません。
一気に頭に血や気がのぼり、手は震え、頭も真っ白、、、
そんなとき「息を吐く」という現実的で生命に直結した行為が、
どれだけわたしを救ってくれただろうって思います。

息を吐いたって、心臓のバクバクは止まらないし、目の前の現実だって変わらない。
怒りや悲しみ、苦しみが瞬時に消えるわけでもないけれど、
とにかく、対処できる方法があることにまず救われる。
さらには「当事者」になることをギリギリでかわし、
船のイカリをおろしたように地面とつながり、
わたしがわたしでいることが、なんとかできた気も。

もちろん、まさかのときじゃなくても呼吸は有効です。
息を吐くことは気持ちがいいし、整ったからだはラクだし、頭だってすっきり。
そういうわかりやすいところ、誰にでも有効なところもいい。

さらには、直感だったり第六感的なものだったりが冴えるという、
説明しがたい効能もあり、それらも同じぐらい強く、
わたしを呼吸に惹きつけています。

いま読んでいる本も、より素手で生きていくために役立つなあと感じていて、
読了したらご紹介しますね!

意識や興味は、より軽やかに生きられるほうへと向かっています。
それしかないなって確信するほど。

自然の一部である「自分」を、
いま一度よく見つめていきたいです。

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