ふれる ②

「ふれる」ことについての続編。
興味があるテーマってたいして変わらないので、きっと今までも同じタイトルで
書いたことあるだろうなーと思いつつ、、、、
気にせずまいります。

前回は「ふれる」ことについて、整体の側面から思うことをつらねてみましたが、
整体を学ぶこと(技術だけじゃなく、所作や作法込み)で感受性というものが
大きく変わりました。

なかでも一番わかりやすいのが、手の感覚(感受性)の変化かも、
だからこの2回目のレッスン、無意識に気持ちが入っちゃうのかな、、、、
などと、今こうして書きながら、ふと思いました。
(どうなんだろう、、、検証の余地あり)

感受性があがってくると、内観して自分の内側に意識をあてたり、
エネルギーが移動する感じがわかるようになり、
感覚が繊細になるので、呼吸の質もあがっていきます。

質があがるとは、簡単にいえば、
より気持ちよく呼吸ができるようになる →呼吸で心身をゆるめられる(自分で)
ということでしょうか。
自分で自分を治す、という領域に入ってくるわけです。

以前に、「ふれる」ということの専門家である山口創さん
(大学教授であり、臨床発達心理士でもある方)を、取材させていただきました。

ふれることの効用をいろいろとおうかがいしたのですが、
よく思い出すのが、手のひらより手の甲の方が、実は感受性が強いのだというお話。

試しに、とてもいい生地の何か、たとえばカシミヤのストールとか、
ベルベットの布などを、手のひらと、手の甲とで触ってみてください。

皮膚にはやわらかい刺激だけに反応する神経繊維っていうのがあって、
それが反応するとすごく安心感がわくし、自律神経も整うといわれていて、
頬、前腕、手の甲に多いそう。

つまり手は、甲のほうが気持ちよさを感じる機能が高い、ということですが、
手のひらは、特徴を探る方向にいってしまうのだとか。

当時はもう整体の勉強をはじめていて、手(手のひらのほう)と向き合う日々でしたので、
手のひらが特徴を探る方向にいってしまう感じ、ものすごくよくわかる、、、!
と思って聞いていたし、
手の甲は使わないので、目からウロコでした。

整体では、手の感受性に呼吸の力が加わることで、本領発揮するのですが、
整体の学びが深まると呼吸に反映されるし、呼吸は整体にも欠かせないものなので、
行ったり来たり、ほんとうまくできているものですね。

手は、磨けば磨くほど光るツール。
日常におけるさまざまな感覚がわかりやすく変わるので、
取り組みがいがありますよ。

◎呼吸レッスン
・7月 連続クラス@表参道(リピートの方もOK!)
第1回 7/1(日)10:00~11:30
第2回 7/8(日) 10:00~11:30
第3回 7/29(日) 10:00~11:30
(呼吸レッスン75分、シェアタイム15分)
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・基本クラス@原宿(リピートの方もOK!)
7/14(土)10:00~11:00
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・<コラボレッスン>
榎本かおりさんのインナーチャイルドケアのお話&プチ呼吸レッスン
7/21(土)10:00~12:00
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