断片的なかけらを拾う

5月ももう後半。

占星術では大きな変化のタイミングのようですが、
わたしもなんだか少しひと区切り感を感じていて、
あたらしい動きがちょっとずつ出てきているのを感じています。

久しぶりの再会でことが動き出したり、
しばらく眠っていた気持ちが新たな感覚でよみがえったり、
目に見えない内側の意識の変容だったり(ここが一番大きいかも!)。

占星術でも、満月でも、パワースポットでも、本でも、
きっかけはなんだっていいと思うのですが、
何かを引き金に、自分の中から発動するものがあるのだとすれば、
ちゃんとキャッチして、引っ張り出してみるといいですよね。

本のタイトルが気になるなら読んだらいいし、
場所なら行ってみたらいいし、
人ならパッと電話やメールをするのもいいし。
こういった、すぐに行動にうつせることは気づきやすいし、
実践もしやすいから、まずはここからはじめるのがいいですね。
これはもう、四の五のいわずにやったもん勝ちかと。

でもある言葉が頭に残っているとか、ある人の印象が忘れられないとか、
そういった断片的なかけらを拾っておくのはちょっとむずかしくて、
「気のせいか」「仕方ないか」とすぐに記憶から消してしまいがち。

でもこういう「なんか気になる」みたいなことこそ、
すぐには対応できなくても、意識下にキープしておきたいところ。
直感って何より信頼できると思うから。

いわゆる「引き寄せ」力が高い人って、きっとそのキープが上手だから、
気になる言葉が書かれた本を誰かにもらったり、
会いたいと思った人が前から歩いてきたり、するんでしょうね。

タムくんこと、ウィスット・ポンニミットさんの漫画が大好きなのですが、
タムくんは、目に見えない潜在意識について表現するのが、
とっても上手だな~と思います。
日常と非日常、宇宙と地球、過去・現在・未来がいりまじって、
頭をぐるぐるになったところで、大切なことばを伝えてくれる。

そういえばこの『帽子の下の煙』(マガジン・ファイム)は、
学芸大学にある古本流儀流浪堂という、いついっても長居してしまう
古書店で購入したのですが、
手にとろうとした本がばさっと落ちてしまい、
その後ろに鎮座ましましていました。

天の岩戸がぱかっとあいた感じで出てきたのでハッとして、
中も見ずに買って、中身の濃さにうなりました、、、。
ぱっとは理解できないところも魅力のひとつなのですが、
「なんか気になる」をキャッチする力は磨かれそうです◎