深呼吸

朝、打ち合わせに向かうため、電車に乗りました。

通勤の激混み時間帯からは少しはずれていましたが、
車内はぎゅうぎゅうとまではいかない程度には混み合っていて、

どんどん人が迫ってくる感じ。

わたしの隣には男性が座っていて、40歳前後くらいだったかな、
音がするほどの(両隣に聞こえるぐらいのボリュームで)深呼吸をしていました。

鼻から息を音がするほどぐーっと吸いこんで、ふーっと吐いて、、、
吸い込む力のほうが強くて、吐くほうはわりと静か。

3分に1回くらいのペースでやっていたのですが、
隣でやっているので、その呼吸音(特に吸う息)が気になって、気になって、、、、
特に吸うときにからだが反応して、少し胸が苦しくなります。
(文字で書いててもくるしい、、、、)
満員電車では逃げ場もなく、、、。

呼吸は、吸うと同時に緊張が高まり、吐きながらゆるむのですが、
その通りだなあとあらためて実感。
その男性の吸う息には、朝一番だというのに、疲れや緊張感がたっぷり詰まってました。

深呼吸というのは、いわゆる肺で行う胸式呼吸で、
吸うときに力を使って、吐くときにも力を使います。

一方、わたしが行なっている加藤メソッドの呼吸は、おなかで行う腹式呼吸。
息を吐くほうだけを意識して、おなかをへこませ、
おなかの力を抜くと息が入ってくる、というもの。
無理に吸おうとしません。
胸式と比べると、使う力も、半分です。

隣の男性の呼吸を感じると苦しくなるので、
わたしはわたしで吐く呼吸をして、そのまま15分ぐらい。

ようやく落ち着いたのか、最後に彼は、
ごく小さく息を吐いた(吐く音しか聞こえなかった)ので、ほっとして電車を降りました。

ふぅ、、、くるしかった、、、

満員電車での通勤って、ほんとにパワー使いますよね。
人との距離が近くて、有象無象の波動が渾然一体となっているので、
自分のからだができてないと、ちょっと大変だな、とも、あらためて感じました。

深呼吸でも気持ちは落ち着きますが、
やっぱり結構力を使うのと、時間もかかりますね。
苦しかったけど、吐く呼吸のよさがあらためてよくわかって、よかったです。

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